大手監査法人がリストラ:内部統制の特需終了で求人減少

日本版SOX法導入以降、監査法人は特需に乗っかってウハウハ状態でしたが、上場企業の対応が一段落し、需要にかげりが見え始めた影響を受け、あずさ監査法人がアドバイザリー部門の人員削減を行うことを発表しました。

去年の秋には新日本監査法人が、今年の7月にはトーマツが公認会計士の削減をを中心に大鉈を振るったことは記憶に新しいところですが、監査法人も大変のようです。ちょっと前まで、転職サイトで高年俸の人材募集を掲載しているところと言えば、大手の監査法人、あるいはコンサルティングファーム、外資系金融機関と相場が決まっていましたが…

ただし、あずさ監査法人は、監査証明業務はリストラ対象から除外しており、公認会計士の新規採用エントリーも既に開始しています。金融アドバイザリーの分野は好調のようで、「(内部監査部門のリストラは)需要によって人員が増減するのはコンサルティングの分野ではあること」と説明しています。